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2019年11月1日

英語民間試験の導入延期に「国民と野党での共闘が実になった」と安住国対委員長 野党緊急集会

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 共同会派を組む立憲民主党、国民民主党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」、社会民主党と共産党は合同で1日午前、野党緊急全議員集会を国会内で開催。野党が求めていた英語民間試験の導入に関し、政府が2020年度からの実施を見送る方針を決めたことを受け、野党結束の成果を確認し合いました。

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 集会の冒頭、安住淳国会対策委員長が、わずか6日間のあいだに2人の閣僚が辞任する異常事態となっている、この間の国会対応において、野党は(1)速やかに衆参で予算委員会の集中審議を開催し、総理が国民に対し謝罪をし任命責任、説明責任を果たすこと(2)全国の高校生、受験生に不安が広がっている、英語民間試験の導入について直ちに延期をすること――を求めてきたと説明。英語民間試験の導入をめぐっては、野党は延期を求める法案を提出したとして、多くの全国の学生諸君、生徒たちの皆さん、塾の先生や保護者の皆さんから大変なメールや反響をいただくなか、その声に応えるべく徹底して与党と協議してきたと、この間のいきさつを語りました。

 与野党での協議の結果、(1)予算委員会の集中審議を衆院で6日、参院で8日にそれぞれ開会(2)萩生田文科大臣が午前の記者会見で英語民間試験の導入延期を表明――することになったと報告。自民党の森山国対委員長からは「野党の皆さんが出されていた議員立法について十分配慮し、それに沿った発言をしたと思う。この問題については、『別途法律に定めるまで』、たぶん令和6年のことだと思うが、延期をさせていただく」「この間、受験生の皆さま、国民の皆さまに対し、大変申し訳ないことをしたと思っている」との言葉があったと紹介。安住国対委員長は「正式な謝罪と私は受け止めた」と、各党会派の議員に感謝の言葉を述べました。

 「皆さんの力で、来年の最悪とも言える、格差を助長する英語民間試験、そして特定の業者と特定の政治家がたぶん、自分たちの思惑で進めようとしてきたことを止めることができた。かねてから国民と野党で共闘して頑張ろうと取り組んできたが、実になったのではないか」と意義を強調。「われわれは受験生の皆さんの悲痛な声に何とか応えることができた。力を結集させればいろいろなことができることを証明できたと思っている」と述べました。

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 続いて各党会派の代表が決意表明。枝野幸男代表は「党派を超えて力強く結束したおかげで大きく前に進むことができた。何より、集会においでいただいた高校生の皆さんをはじめ、全国の多くの皆さんが声を上げてくださった。有権者、主権者の皆さんがしっかりと声を上げれば政治は動くという、民主主義の本来の姿を、この国に久々に取り戻すことができたと思っている。そうした有権者、主権者の皆さんの声をしっかりと受け止める上で、野党はみんなで連携し力を合わせることがいかに大きな意味を持つかを今回証明することができた」と述べました。その上で、タガが外れた安倍政権をしっかりただす、英語民間試験については弥縫策に終わらせることなく、公平性・公正性が担保される制度を作るため引き続き力を合わせ、いまの政治を変えていくために進んでいこうと力を込めました。

 枝野代表はあいさつの冒頭、世界文化遺産である沖縄の首里城の消失に言及し、「再復元に向けては日本全国でバックアップして進めていきたい」と呼びかけました。

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