辻元清美国会対策委員長は7日夕、国会内で記者団の取材に応じ、8日から国会審議に応じることで与党と合意したことを報告しました。

 同日午前の大島衆院議長への申し入れ後、断続的に行われた自民党の森山国対委員長との協議、野党の国対委員長との会議などを経て、合意に至りました。

 合意したのは、(1)学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り柳瀬元総理秘書官の参考人招致を行う(2)予算委員会の集中審議を複数回行う(3)財務省の改ざんの決裁文書は来週中に提出する(4)防衛省の日報は遅くとも5月中には調査報告を提出する(5)安全保障委員会、財務金融委員会、決算委員会などを含む関係する委員会で集中審議を行う――の5点。

 辻元国対委員長は合意を受けて、「この間の野党の行動は、立法府を立て直していく産みの苦しみだと思い対応してきました。十分ではありませんけれども、議長もお出ましいただいて、一定の譲るところはお互い譲りながら審議ができる環境が整った」「ギアを切り替えて徹底審議を行う」と語りました。