立憲民主党は17日、第59回常任幹事会を国会内で開催しました。 

 冒頭のあいさつで枝野幸男代表は、今回の台風災害で亡くなられた方への哀悼の意を示すとともに、被害に遭われた方へのお見舞いの意をあらためて表明。「皆さんの地元でも大きな被害に遭われたところがたくさんある。すでに自治体議員の皆さんなどと連携して対応していただいているが、まだ行方不明の方、孤立されている方がいらっしゃる。避難所で暮らしている方々も、体力的、精神的に厳しい状況にある。引き続き政府だけでは受け止められない声、実情をしっかりと受け止め、災害対策局を中心に対策本部をしっかり機能させていけるよう、引き続きご協力をお願い申し上げたい」などと呼びかけました。

 東日本大震災のときは10日間国会審議を止め、それぞれが最前線で対応に当たったと振り返り、今回野党側からの申し入れにもかかわらず与党側が予算委員会を強行に開会したとあらためて指摘。「そうしたなか、(質疑者)それぞれが役割分担し、またそれをサポートしていただきながら充実した質疑ができたと思っているが、一方で政府の答弁は相変わらず何を言っているのか分からない、聞かれたことには答えないという答弁が続いている。国会の場で有権者の皆さんに対する説明責任を果たしてもらうことは山ほどある。国対を中心にご奮闘をお願いしたい」と求めました。

 また、15日の参院予算委員会での国民民主党の森ゆうこ議員の質問をめぐり、政府側に事前に示した「質問通告」が質問前に第三者に漏洩された問題に言及。「国会の質問権を脅かすようなことは民主主義の根幹にかかわる問題だ。国対を先頭に、共同会派、野党を挙げてこの問題について対応していく」と力を込めました。

 同日の会議での主な報告・承認事項は以下のとおりです。

○「つながる本部」担当の選任について
 市井沙耶香(「子ども子育て」担当・コーディネーター)
 斉藤りえ(「障がい者」担当・コーディネーター)
 山岸一生(コミュニケーション担当)

〇立憲民主党佐賀県連合および衆院佐賀県第2区総支部の設置について
▼佐賀県連合(代表者:大串博志衆院議員)
▼衆院佐賀県第2区総支部(代表者:大串博志衆院議員)

○地方自治体議員選挙の結果について
▼南国市議会議員選挙(10月13日投票)
 中山 研心 当選 ※公認

○地方自治体議員選挙における候補者の公認について
▼上尾市議会(12月1日投票)
 荒川 昌佑(新人・31歳)
▼我孫子市議会(11月17日投票)
 飯塚 誠(元4・50歳)
▼山県市議会(4月26日投票)
 操 知子(現2・34歳)
 奥田 真也(新人・44歳)

○地方自治体議員選挙における候補者の推薦について
▼宮城県議会(10月27日投票)
 遠田 郡
 佐々木 功悦(現1・77歳)

〇幹事長部局の体制について
 幹事長・幹事長代行・幹事長代理以外の幹事長部局の体制を以下のとおりとする。
 代表特別補佐:小川淳也(新任)
 筆頭副幹事長:青柳陽一郎
 副幹事長:有田芳生<沖縄特命>・宮沢由佳
 政策コミュニケーション局長:山内康一
 国際局長:亀井亜紀子
 災害対策局長:岡島一正
 機関紙・報道局長:杉尾秀哉
 財務局長:水岡俊一
 パートナーズ局長:堀越啓仁
 青年局長:中谷一馬
 遊説局長:石川香織

〇ジェンダー平等推進本部長の選任について
  党規約第24条に基づく、ジェンダー平等推進本部長について、以下のとおりとする。
  ジェンダー平等推進本部長:大河原雅子