立憲民主と国民民主、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」(社保)、社会民主の4党派による衆院の新会派「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」(略称は「立国社」)は2日、国対の役員と各委員会の理事らが出席する会議を開催。枝野幸男代表、国民民主党の玉木代表、社保の野田佳彦会派代表、社会民主党の吉川幹事長も出席し、4日からの第200回臨時国会開会を前に奮闘を誓いました(写真上は、あいさつする枝野代表)。

 冒頭のあいさつで安住淳国会対策委員長は、「ようやく皆さんの顔を見られて大変うれしく思っている。通称『立国社』120人、筆頭理事、次席理事55人、委員長入れると57人の体制で国会に臨むことになった。これから事実上、自公に対抗する勢力は、共産党を除けばわれわれの会派が唯一ということになる。国民の知る権利等を守れるかどうか、行政監視を含めてわれわれ野党の責任がかかっている。皆さんと一緒に国民から与えられた職責を果たしていきたい」と表明。「一強多弱の時代を7年間続けた責任はわれわれにもある。多弱の時代を終わらせるために頑張ろう」と呼びかけました。

 続いて各党派の代表があいさつ。枝野代表は、「皆さんのそれぞれの現場での戦いが、日本の政治を、日本の民主主義をしっかりと回復させる主たる戦場だ。国会は、中学校では立法府だと習うが、行政国家現象が強くなった20世紀、民主主義の基本である権力分立を機能させるためには行政に対するチェック機能はますます大きくならなければならない。行政をチェックできるのは事実上国会だけではないか。議院内閣制のもとで与党は内閣をチェックする役割は果たせない。われわれが内閣を厳しくするのは立法と並んで、場合によってはそれ以上にわれわれに課せられた大きな役割だということを皆さんと共有したい。それぞれの現場にはご苦労おかけするが、すべては多弱を終わらせるため。ぜひ皆さんのご奮闘をお願い申し上げたい」と述べました。

 玉木代表は「戦闘力のある皆さんと一致結束して力を合わせて頑張っていきたい。私も先頭に立って頑張る覚悟だ。共に頑張っていこう」、野田会派代表は「われわれは4党派プラス無所属の人が集まってできた共同会派。多様性は武器だと思う。多様であるけれども多弱を克服し行政監視機能を高めていくという一つの目的のもとにみんなで団結して頑張っていきたい。いま話題の日本のラグビーも31人の代表選手のうち15人が外国籍、外国出身の方だ。みんなが力を合わせれば多様性のあるチームは強くなると確信している。安住・ジョセフ監督のもとで私も重量フォワードの一員として全力を尽くす覚悟だ」、吉川幹事長は「私の初当選は2012年で多弱の時代しか知らない人間だが、一致結束していまの政権を倒すために全力を挙げていきたい」とそれぞれあいさつしました。