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2018年10月1日

沖縄知事選結果を受け「安倍政権に県民は明確にノーを突きつけた。真摯にそして重く受け止めるべき」福山幹事長

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 福山哲郎幹事長は1日午前、昨日の沖縄県知事選挙の結果を受け記者団の取材に応じました。

 冒頭、福山幹事長は、「まずは玉城デニー候補が当選されてとても良かったと思っています。政府与党が総力戦で戦かったにも関わらず、このような大差がついたということは安倍政権の今までのやり方に、沖縄県民は明確にノーを突きつけたということだと判断します。特に翁長前知事が命をかけて決められた、埋め立て承認の撤回について、政府は真摯にそして重く受け止めるべきです。今朝、総理が『選挙結果を真摯に受け止める。沖縄の振興、基地負担の軽減に努める』と述べられたと報道で拝見をしました。これは受け止め方が間違っています。沖縄の振興、基地負担の軽減しか言わなかった与党側の候補者が負けたわけですから。これではなく沖縄県民が強く求めている埋め立て承認の撤回を含め辺野古の基地建設について見直すことに対して真摯に受け止めることが、私は安倍総理そして政府の努めだと考えています」と語りました。

 立憲民主党としてこの結果にどのような意味合いがあるかとの問いには、一定の支持をいただいていることに感謝の意を示し、「今後の参議院選挙、特に1人区の選挙について、この結果を見れば、一本化すれば安倍政権に対して十分に勝機が見出せる戦い」ができるとして来年に向けて1人区の戦い方、一本化に向けて加速をしていくと語りました。

 さらに「直近の民意は安倍政権ノーですので、臨時国会が始まれば、これまでのような乱暴な国会運営ではなく、野党の対応に対して、真摯に謙虚に言葉だけではなくきっちり対応していただくことを求めたい」と語りました。

 また、間もなく自民党の役員人事と閣僚人事が決まるが、沖縄県知事選の結果が与える影響について問われると、「4年前の翁長前知事と仲井真元知事の戦いで10万票の差がついた。今回、これほどの総力戦を繰り広げたにもかかわらず39万票という玉城デニー候補が史上最多の知事選の得票をした。2回の知事選挙でこれだけ沖縄県民の意思がはっきりと表に現れたので、明らかに今の自民と政権のやり方についてノーだということと、辺野古の基地建設についてもノーだということが明確」と語り、「沖縄の負担を軽減するとか、沖縄を振興するという抽象的な問題提起ではなく、辺野古の基地建設について安倍政権と与党はアメリカにどうこの状況を説明し、見直しに対して議論を始めるのかを検討するべき」と述べました。