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2018年10月1日

石原信雄氏を迎え安定的な皇位継承を考える会、第2回会合を開催

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 「安定的な皇位継承を考える会」は1日午後、講師に元内閣官房副長官で昭和から平成への皇位継承の実務を担当した石原信雄氏を迎え国会内で第2回目の会合を開きました(写真上は、講演する石原氏)。

 本会の課題は(1)来年の皇位継承に向けた課題の整理(2)恒久的な皇位継承を保つための論点整理――の2点。昨年6月に成立した「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」(退位特例法)の付帯決議にある、法施行後に安定的な皇位継承を確保するための諸課題の検討を政府に求めた点について、来年4月の法施行に向け、年内に党内で論点を取りまとめ、年始から立法府での議論、施行後に政府で検討ができるよう準備を進めていきます。

 石原氏は、(1)皇統に属する男系の男子が現状極めて限られていること、(2)女性皇族は結婚により皇室を離れるという制度が前提となっていること――の2点を踏まえると皇室を形成する皇族の絶対数が減少しており、減少していくというのが避けて通れない事態になっているという問題意識があり、それを踏まえて、2005(平成17)年11月24日小泉内閣での皇室典範に関する有識者会議の報告書では、かなり幅広い意見を集約した上で皇位継承資格を女子や女系の皇族に拡大することが必要であるとの判断に達した説明。

 10年以上が経過し、その後この報告書の内容が国民共有の理解や納得・議論になっていないのも事実であり、皇室制度の安定を基本に考えるのであれば現状をしっかり認識することが必要で、この報告書は大変重たいものであるという。その上で、皇室の議論に関しては政争の具にせず、重たい報告書を大切にしながら国民的議論を広げて、国民的な合意を得る努力が必要であると強調しました。