立憲民主党は25日午後、コロナウィルス対策関係連絡会議の第8回目の会合を開催しました。この会議は、コロナウィルス対策関係のあらゆる問題についての情報共有を目的としています。

 冒頭、枝野幸男代表は、次のようにあいさつしました。

 国会は閉会になりましたが、国会の機能は止めてはいけないということで、連日閉会中審査、特に今週は経済産業委員会ということで持続化給付金をはじめとして、この危機の状況における市民生活あるいは経済活動を支えるためのお金が電通ダミー法人に中抜き・ピンハネをされていた、しかも構造的な問題ではないかと地道に着実にしっかりと実態を明らかにするべく、進めていただいてると思っております。

 そんな中、昨日突如専門家会議の廃止という報が入ってまいりました。当事者の専門家会議の皆さんも聞いてなかったという、とんでもない話でありまして、この期に及んで新型コロナウイルス感染症についてのマネージメントが政府としてまったくできていない。
 当事者の皆さんに話もせずに勝手に廃止をするという、この一点だけをもっても、そのことが明確であると思っております。
 この間、専門家の皆さんが、そうした場においておっしゃっていたことが、政府の意向と思われる形で表に出るときには丸められていた。発症していない方からも感染するリスク、あるいは年単位の長期戦になるという見通し、こうした(話を)政府にとって都合のいいように隠蔽をしてきた。そしてついに、組織そのものを一方的に勝手に突然廃止をすることで、証拠隠滅を図ってるとしか言いようがないと思っております。
 この隠し、ごまかす構造の中でも、昨日は100人近い新規感染者が出ておりますし、昨日今日と東京から50人近い感染者が出てきております。

 ちょっとびっくりしたのですが、中学生の感染者が見つかったけれども、その学校の同級生や先生を濃厚接触者ではないとしてPCR検査をしないと(いうニュースがある)。
 高熱が出て感染が疑われている方がたくさん待ってるという4月などの状況であるならば、優先順位はいろいろあるかもしれませんが、いまは少なくとも政府や東京都の発表を信じれば、信じられる中身だと思っておりませんが、信じれば落ち着いているはずでありますから、安倍総理の言っている検査能力からすれば十分そうした皆さん全員のPCR検査をして、感染してない方に安心をしていただく。万が一、感染されてる方が他にいればさらなる拡大を防ぐ。当然やるべきことをやっていない。相変わらず、いかに感染者数を小さく見せるかということが、この状況の中で進んでいると言わざるを得ません。

 こうしたことをさらに厳しく追及をしながら、持続化給付金をはじめとする、暮らしを守るためのさまざまな支援策が、まさに目づまりをしていることを(解決し)、しっかりと必要な方に届けていくために頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。