党外国人技能実習制度検証ワーキングチーム（WT）は18日、東京都港区の東京入国管理局にて、収容されている元技能実習生2名の女性と面談しました。面談には、松田功WT座長、松平浩一WT事務局長はじめ池田真紀、高木錬太郎、早稲田夕季各衆院議員と宮沢由佳参院議員が参加しました。

　昨年12月18日に訪れた際には男性と面談しましたが、今回は女性との面談であり、男性とは異なった観点から、技能実習制度に付随する問題点を聞くことができました。性別、国籍、年齢、家族の有無、日本に来た経緯、失踪に至る理由等、置かれた状況が個人ごとに異なることも、問題の根を深いものにしています。

　2名とも複雑な事情があるため、本人の努力のみでの状況の改善は難しく、収容が長期に渡っていることから、その顔には疲れがにじんでいましたが、自分の思いを話せたことで少し安心できたのか、面談終了時には安堵の笑顔が見えました。

　前回と今回の面談を通じ、技能実習生の置かれている状況が一層厳しいものだとあらためて感じました。