辻元清美国会対策委員長は23日、自民党の森山国対委員長と国会内で会談。障害者雇用の水増し問題を受け、野党側が求めていた衆院厚生労働委員会の閉会中審査について、28日に同委員会の理事懇談会を開くことで合意しました。
会談後に辻元国対委員長は記者団の取材に対し、28日に衆院厚労委理事懇を開き、現在同省が進めている省庁の調査の結果報告を受けること、同委員会の開催について協議することを合意したと報告。「障害者の皆さんの雇用の機会を奪ってきただけではなく、多様な人たちと一緒に社会を作っていくという、社会の在り様そのものを毀損(きそん)していたように思う」とあらためて問題視しました。
その上で、森山委員長に対しては「まずは委員会を開いて厚労大臣がしっかりと謝罪をし、調査の結果を公の場で発表する。そして、なぜこのようなことが起こったのか、原因究明についても方針とともにすでに分かっていることについてはしっかりと示す。再発防止、障害者の雇用の機会を広げていくためにはどうするべきか、法律改正が必要かどうかを委員会の場で議論すべき」との考えを伝えたと述べました。