2018年8月6日

【代表談話】広島・長崎の「原爆の日」を迎えるにあたって

立憲民主党代表
枝野幸男

　73年前の8月6日、広島で人類史上初めてとなる原子爆弾が使用され、3日後には、長崎でも同様に原子爆弾が投下され、あまりに多くもの命が失われました。本年も広島・長崎の「原爆の日」を迎えるにあたり、犠牲となられた方に対し、心からご冥福をお祈りいたします。肉親を亡くされたご遺族の方々、今なお健康被害や心の傷に苦しんでおられる方々に心よりお見舞いを申し上げます。

　私たち立憲民主党は、基本政策において「非核三原則をこれからも堅持」することを明記しています。平和憲法を基軸に「核兵器のない世界」の実現を目指し、核廃絶を目指す世界の人々と連携して、核軍縮・不拡散の流れを進めて参ります。人類の歴史において、核兵器は二度と使われてはなりません。我が国は唯一の戦争被爆国として、核兵器の使用が如何に非人道的であり、罪なき多くの人々に苦しみをもたらすことについて、あらゆる手段を用いて国際社会に訴えかけて参ります。

　昨年7月7日に国連で「核兵器禁止条約」が採択されました。「ヒバクシャ」の苦しみが明記され、多くの国が「核兵器なき世界」への決意を示しました。一方で、我が国は本条約の採択に参加しておらず、核兵器保有国も全く参加していません。日本が保有国と非保有国との橋渡しの役割を果たせるよう政府に働きかけるなど、立憲民主党として具体的に行動します。

　我が国は唯一の戦争被爆国として、核兵器による惨禍を二度と繰り返させないという強い決意を持ち、「核兵器のない世界」の実現に向け、先頭に立って行動していく使命を持っています。立憲民主党は、米国をはじめとする核兵器保有国に核軍縮・不拡散の重要性を強く訴えるなど、今後とも核兵器廃絶に向け、全力を尽くして参ります。

以上