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2018年8月3日

枝野代表が中満国連事務次長と会談

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 枝野幸男代表は3日、来日中の国連軍縮部門の中満泉・軍縮担当上級代表(事務次長)と国会内で会談しました。中満氏は1982年にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に入り、旧ユーゴスラビア諸国やシリア、アフガニスタンなどで難民支援、平和構築に従事。国連PKO局の主管などを経て、昨年5月、日本人女性初となる国連本部事務局の事務次長に就任しました。

 冒頭、枝野代表は「国連という大事な舞台で活躍されていることに敬意を表します」とあいさつし、アントニオ・グテーレス事務総長が9日の長崎の平和祈念式典に出席することに感謝の言葉を述べました。国連での核軍縮や核兵器禁止条約の取り組みについては、「日本として難しい発信になるが、野党だからこそ言えること、できることがあると思っている」と述べ、国連の取り組みに対し積極的に協力できるところは協力していく考えを示しました。

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 中満氏は、グテーレス国連事務総長が今年5月に発表した新たな「軍縮アジェンダ」に言及し、「(「軍縮アジェンダ」は)国際安全保障環境がいろいろな意味で非常に悪化しているなかでこそ、もう一度軍縮をきちんと議論の中心に据えていくためのもの。軍縮を『理想的なもの』とするのではなく、安全保障のために緊張を緩和していく、対話の道を拓くもの。なるべくリスクを減らすために実際に具体的に役に立つのが軍縮という活動である。安全保障環境が悪くなっているから軍縮の話は今できないというのではなく、悪いからこそ軍縮のことをきちんともう一度考え直していく機運を作りたいという、事務総長の非常に強い問題意識がある。『未来のための軍縮』として、核兵器や大量破壊兵器の範囲にとどまらず、人工知能やバイオ技術、宇宙配備システムといった新技術も含めて包括的にまとめたもの」などと説明。80、90カ国近くのさまざまな意見を聞きながらまとめた、実際に具体的に成果を出せるバランスの取れたアジェンダに仕上がったのではないかと述べ、平和祈念式典に事務総長自らが発信する意義を強調しました。

 会談では、北朝鮮やイランなどの情勢、核兵器禁止条約をめぐる各国の批准状況、採択後の国連での動きなどについて活発に意見交換をしました。

 会談には、芳賀国連アジア太平洋平和軍縮センター職員と、立憲民主党から福山哲郎幹事長、本多平直筆頭副幹事長、牧山ひろえ外務部会副部会長が同席しました。