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2018年7月18日

【衆院本会議】公選法自民案成立「求められているのは抜本改革に向けた議論」亀井議員反対討論

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 衆院本会議で18日、自民党提出の参院定数を6増し、比例区に「特定枠」を新設する「公職選挙法の一部を改正する法律案」の採決が行われ、自民、公明以外の各党が反対するなか賛成多数で可決成立しました。

 採決に先立ち亀井亜紀子議員が会派を代表し反対の立場から討論を行ないました。亀井議員は島根県選出の議員だったと前置きし、合区となった前回選挙で鳥取・島根選挙区の候補者を応援していたが、「選挙区は広く、候補者は少なく、市町村合併で投票所も少なくなり、本当に盛り上がらない選挙だった。これでは有権者の関心が薄れ、投票率も低下していく」と指摘。さらに「島根県民が求めているのは理念に基づく抜本的な改正」だと述べ、今回の場当たり的な改正案は合区を固定化してしまうリスクをはらんでいると訴えました。

 また、故西岡武夫参院議長が抜本的な参院選挙制度改正に取り組んでいたことを挙げ、志半ばで逝去、司令塔を失ったことで選挙制度改革は振り出しに戻ったと指摘しました。その上で、今、求められているのは抜本改革に向けた議論であり、また今回の選挙制度改正には大義がないと指摘しました。

【衆院本会議】2018年7月18日 亀井議員 公選法改正案反対討論原稿.pdf

本会議終了後、取材に応じる辻元国対委員長
本会議終了後、取材に応じる辻元国対委員長

 公選法が成立した本会議後、記者団の取材に応じた辻元清美国会対策委員長は、「このご時世、参院の議員定数を増やす法案を強行するのは言語道断。自分たちが有利になる選挙制度の強行は、自民党の横暴ここに極まれり」と厳しく指摘しました。

 さらに採決にあたり「改革だとか、偉そうなこと言うてる議員がようけおったじゃないですか。みんな、賛成票を持ってひょこひょこと登壇して情けない」「自民党の議員だって、いやぁあれは本当は反対なんだというんですよ。なのにですね、本会議場行ったら賛成票を投じてるでしょ。言うこととやることが全然違うじゃないですか。情けない」「小泉進次郎さんが造反するかしらと、将来性のある議員だから期待したけれども、残念でしたね。賛成されましたね。議員の数増やすっていうのはおかしいとおっしゃってたのに、口だけだったのかしら。残念ですね」と語りました。

 また、衆院で石井啓一国土交通大臣の不信任決議案を提出した理由については、「災害対応より、カジノを優先させている国交大臣ということで、何回不信任を出しても出したりないという思いで出した。衆議院でも参院の戦いに連帯して不信任案を提出した」と説明しました。

 災害対応については、「しっかりやらなくちゃいけない。明日は災害特も開かれる。義援金を差し押さえることを防ぐ立法措置もきちんとしたい。災害対応は与野党関係なくやっていく。(その他の)さまざまな問題等については、きちんとけじめをつけられるように一つ一つやっていく。これを最後まで両立させていきたい」と語りました。

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