福山哲郎幹事長は19日午前、自民党の二階幹事長と国会内で会談。公文書の改ざんやデータのねつ造など、わが国の民主主義を揺るがす深刻な状況に鑑み、18日の野党6党幹事長・書記局長会談で合意した、麻生財務大臣の辞任や柳瀬元総理秘書官の証人喚問など4項目について申し入れ、速やかに回答するよう求めました。
これに対し二階幹事長は、「重く受け止める」として、本日午後には回答する旨述べました。
会談後、福山幹事長は記者団に対し、「立法府と行政府の関係がいま非常に混乱している。さらに国民の政治不信は高まっている。財務省は国税庁長官と事務次官が不在という異常な状況になっている。このことに対する大臣の責任は大変大きなものであり、こういった現状の異常事態を与党もしっかりとご認識いただき、誠意ある回答を求めたい」と述べました。
野党6党の幹事長・書記局長は同日夕、野党側の申し入れに対し与党側から示されたものが実質的にゼロ回答だったことを受け、国会内で会談。与党側の回答は、遺憾であり受け入れがたいとの認識で一致、新しい日程協議には入らないことを確認しました。
会談後に福山幹事長は、野党6党の一致した見解として、「立法府と行政府の関係が崩れ、官僚に対する信頼も失墜している。国会審議の信頼と前提が壊れている。国会審議に入れる環境を整える責任は政府・与党にある」とあらためて強調、国会審議が正常化するよう、環境を整えるのは与党側の責任であり、野党側の要求に応じるべきだと述べました。