立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会保障を立て直す国民会議(衆院会派)、社会民主党の野党5党派の幹事長・書記局長らは20日、国会内で会談。総理主催の「桜を見る会」および「前夜祭」での数々の疑惑をめぐり、同日の参院本会議で安倍総理がこれまでの国会での発言と異なる答弁をしたことや、断続的に開かれている衆院憲法審査会の幹事懇談会では、与党からの憲法改正手続きに関する国民投票法改正案の質疑と採決の提案を受け緊迫している状況等を受け、今後の国会対応等について協議をしました。
確認したのは以下の3点です。
〇「国民投票法」については、CM規制、インターネット規制等々の審議を行っておらず、採決に足る状況ではない。今国会での採決は認められず、審議の継続を求める。
〇「桜を見る会」並びに「前夜祭」における疑惑はますます深まっている。今日の参議院本会議でも、安倍総理はこれまでの説明とは異なる答弁をした上に、新しい事実も表出している。
総理本人と後援会に直接関わる問題であり、「国会が決めれば説明する」と言われていることから、自民党・公明党の与党においては、予算委員会の開会に応じることを強く求める。〇いつ解散・総選挙になっても、おかしくない状況であり、衆議院選挙に向けた候補者調整のためのテーブルを設置し、協議を進めていくものとする。
福山哲郎幹事長は会談後、「国対委員長にはこの方向性に沿って今後の国会運営にあたってもらうようお願いをした」と述べました。