全国離島振興市町村議会議長会は12日、ホテル・ルポール麹町で全国大会を開催し立憲民主党を代表して岸真紀子参院議員があいさつしました。
主催者代表あいさつに立った仲吉正・同議長会会長は、離島の多くが国境に位置し、国土面積の約12倍に相当する排他的経済水域の保全など重要な国家的役割を担っているにもかかわらず、医療、福祉、教育などのあらゆる面で本土との間に大きな格差があることを挙げ、国に対して「離島の特殊事情を直視し、強力な支援をお願いしたい」と呼びかけました。
つづいて猪股文彦副会長が、厳しい自然下に置かれる離島では、本土以上に人口減少、高齢化、過疎化が急速に進展し、基幹産業である農林水産業が低迷するなど、厳しい状況下にあることを述べ、国と市町村の信頼関係のもと、離島の自立発展を促進し、島民の生活の安定と福祉の向上を図り、離島の振興を図るために一致結束すること、などを宣言しました。
立憲民主党からあいさつに立った岸真紀子議員は、「長崎、熊本、鹿児島、島根、広島、山口、北海道の数多くの離島を訪問させていただいた。離島に行くと、美しい景観や大きな資源に触れ、その大切さを実感する。一方で、離島で伺った課題は深刻。離島に住む方々の暮らしをまもるために、財政の確保をはじめ精いっぱい取り組んでいく」と言葉を強めました。