2019年11月12日
「英語民間試験の導入延期で良しではなく、記述式問題にも大きな不安が。しっかりと政府と対峙していく」福山幹事長
福山哲郎幹事長は12日、国会内で定例会見を開き、(1)大学入学共通テストの記述式問題の中止法案提出(2)総理主催「桜を見る会」(3)災害の復旧復興――等について発言しました。
大学入学共通テストの記述式問題の中止法案提出について、14日午後に野党で提出する準備をしていると報告。この記述式問題の問題点として(1)自己採点が正しくできず出願に際し正しい判断ができないこと(2)採点ミスがこれまでの施行調査でも相当数あること(3)アルバイトが採点すること――などを挙げ、「英語民間試験の導入が延期されたから、それで良しでは決してなく、この記述式の導入も高校生に非常に大きな不安が広がってる。しっかりと政府と対峙をしていきたい」と語り、審議の中で記述式問題にいかに問題が多いか明らかにし、一日も早い中止を求めていきたいと語りました。
総理主催「桜を見る会」については、「前夜祭があることに対するおかしさ、資金元、安倍総理の選挙区から800名にもおよぶ方々の選定のあり方など、分からないことだらけ」「これが事実だとすれば私物化だと言われても仕方がない」として、野党の追及チームがおかしな点について洗い出し、今後の国会で追求をしていきたいと語りました。
また台風19号の災害からほぼひと月が経つものの、厳しい状況がまだ継続しているとして、政府に対し災害復興に1日も早く対応していただきたいと語りました。
記者からは、桜を見る会について民主党政権ではどうであったかなどの質問があり、これに対して福山幹事長は、歴代の政権が何をやってきたか事実関係を把握することが必要だとした上で、安倍総理が800人も選挙区の後援者を呼び前日にパーティーをし、その支出が不明朗であったのかが一番の問題であり、桜を見る会にどういったメンバーが安倍政権になって出席されるようになったのかが、この問題の本質だと語りました。