2019年4月7日
北海道知事選の選挙結果について
立憲民主党選挙対策委員長
長妻 昭
○本日、北海道知事選挙の投開票が行われ、立憲民主党をはじめ野党の統一候補として出馬した石川知裕候補は、残念ながら一歩及ばず、惜敗の結果となった。石川候補を支援していただいた北海道民の皆様に、石川候補を推薦、支援してきた政党として、その力不足をお詫びし、また、心から感謝とお礼を申し上げる。
○この知事選は、4期に亘った高橋道政にかわって、将来に向かって北海道が歩むべき道はどこにあるか。次の時代に北海道政をどのようにリードしていくべきか、次の北海道の進路を選択する選挙となった。
○石川候補は、北海道が抱える多くの課題解決には、中央政府に依存し続けるだけでは解決できない時代であり、中央集権ではない北海道民のための政治、道民自らが考え、自ら決断して問題を解決していく以外に、北海道が新しい未来を切り開くことはできないことを、ひたすらに、まっすぐに訴えて、北海道内を駆け巡ってきた。結果は、序盤戦には圧倒的に劣勢といわれた選挙戦から出発して、相手候補を猛追し、全道に支持を広げたが、相手候補を凌駕することはできなかった。
○もはや中央政府が主導する画一的で、集権的な政治によっては、地方の疲弊していく状況に歯止めをかけられないことは明らかである。立憲民主党は、この統一地方選において、地域の多様な魅力やストーリーを活かす政治こそが日本の未来の可能性を引き出す政治であることを訴え、石川候補の呼びかけと軌を一にして、「ボトムアップ政治」の実現を追求してきた。
今回の北海道知事選では、その転換を実現できなかったが、その流れは確実に広がっていくものと確信する。いま、まさに、豊かな地方自治をつくることが、地域の可能性を拡げていく、「令和」の時代の地方政治が求められている。
○立憲民主党は、今回の北海道知事選挙を糧として、地域の多様な声とつながり、現場の切実な声に根差したボトムアップの政治で、新たな未来をつくる取り組みを進めていく。また、予定されている次期参議院選挙、来るべき衆議院総選挙において、国政の転換を図るべく引き続き全力をあげていく決意である。
以上