福山幹事長は14日、国会内で記者団の取材に応じ、同日告示された辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票について、次のように発言しました(写真は同日行われた市民連合との意見交換会であいさつする福山幹事長)。

 告示され、全県で実施されることになったことは一定の評価をさせていただきたい。

 これまで知事選を含めてさまざまな形で辺野古新基地の反対の民意が示されてきましたが、安倍政権が徹底的にその民意に寄り添うことなく、逆に反発を招くような形で非常に強行な対応に出ている。

 この県民投票で県民が意思を表示するわけですから、(政府には)いったん立ち止まれと言いたい。

 今日、菅官房長官が、県民投票の結果に関わらず辺野古の移設を進めるという発言を、県民投票のスタートの時に発言をしていることは、民主主義に対する否定そのもので、信じられない発言。

 憲法上も法律上も規定され、一定の請求の結果として実施している県民投票に対し、官房長官がその結果を無視するようなことを結果が出る前に言うのは、民主主義の否定であり、このことは発言として非常に不適切だ。

 今回の県民投票は新基地の是非に絞ったもので、これまでの選挙とは違い、より県民の意思が明確になりますので、一人でも多くの沖縄の県民の皆さんに投票していただくことを強く願いたい。

 立憲民主党としては、新基地建設反対県民投票連絡会を構成する一つの政党として、多くの沖縄県の皆さんが投票していただくこと、そして反対の意思を明確にしていただくためにも我々としても全力で取り組んでいきたい。本日は県連代表の有田参院議員も含め沖縄に入り、出発式等に出て、それぞれ激励をしていますので、我々としてはこの県民投票、非常に重く受け止め、注視をし、しっかり我々としても行動をしていきたい。