2018年12月5日
「連合審査と2014年以降の聴取票提出が議論の前提」と有田議員
4日夕、参院法務委員会閉会後に野党議員は国会内で記者団の取材に応じました。
野党筆頭理事の有田芳生議員は、同委員会理事会では「議論の前提」として、安倍総理出席のもとでの連合審査の開催、法務省が2014年以降調査してきた失踪技能実習生の聴取票の提出を求めていると報告。今後の審議の在り方については、「参院は衆院のカーボンコピーではないので、衆院でこれだけ(の審議時間)やったから、参院もこれぐらいでいいだろうというのはお門違い。参院では明日、参考人質疑に加え、衆院でやらなかった視察も行う。ですから、参院では衆院ではできなかった総理を入れた連合審査を、これを実現するのが法案審議の第一歩。まだまだ、これから議論を始めていくのが現実だ」と指摘しました。
同日の委員会質疑で定足数割れになった経緯については、「長い時間の審議ですから、トイレにいったり、打ち合わせにいったり、当然あること。しかし、それは全体的に見れば、一時的であっても、定数割れするのは緊張感のなさと受け止めざるを得ない。一瞬でもそういうことがあった以上、理事の皆さんには別室に行っていただき、こういうことがなく、緊張した審議をこれから続けていこうということを確認した」と説明。
その上でいま与党に求めていることを問われると、「閉会が近いから、採決するというような順番は違う。まだまだ来年があるから、十分に審議して、国家百年の計として、外国人の受け入れを国会で議論するとともに、国民的にもっと考えないといけない」と述べました。