立憲民主、国民民主、無所属の会、共産、自由、社民の5党1会派は合同で16日昼、国会内で「入管法の拙速審議を許さない!野党合同院内集会」を開き、各党会派の国会対策委員長らがあいさつ。入管法改正案の拙速な審議入りに対し反対の声を上げました。
入管法改正案の審査を所管する法務委員会委員の逢坂誠二衆院議員は同日の委員会状況を報告。辻元清美国会対策委員長は、今回の技能実習生の聞き取り調査資料が出てこないことと、自衛隊の南スーダンPKO派遣日報隠しと重なると発言。駆けつけ警護の日報に書かれている厳しい状況が明るみに出ると法案が通らなくなるので、法案が成立するまで隠していた、今回も調査資料が明るみに出ると法案を通すことが困難になるので、わざと隠してるのではないかと指摘しました。
辻元国対委員長はさらに、同日の法務委員会の日程について、(1)人事院勧告に基づく裁判官らの給与法改正案の質疑、(2)同改正案の採決(3)一般質疑(4)入管法改正案の法案説明(5)同改正案の与党質疑――を予定しており、「実態が明るみに出れば出るほど、この法案を通せなくなるから、何が何でも急いでいる」と指摘、拙速な審議に入らせないよう戦略を練ると表明しました。