辻元清美国会対策委員長は15日午前、国会内で記者団の取材に応じました。
辻元国対委員長は、与党が同日午後の衆院内閣委員会でカジノを含むIR(統合型リゾート)の実施法案を採決し、衆院を通過させる方針を示していることを受け、「あらゆる手段を使って採決させないようにし、日本をギャンブルから守りたい」とコメント。カジノ法案については、「これまで賭博罪で罪だったものを一部解禁するものだ。ギャンブルで成長戦略は間違っているし時代遅れだ」とあらためて批判。このような短時間での議論で済まされるものではないと徹底審議の必要性を強調しました。
また、20日の会期末を前に「会期延長は反対だ」と政府・与党の動きをけん制。「良いことをする会期延長なら賛成できるが、安倍総理は『膿(うみ)を出す』と言いながら膿を出さずに新たな膿をためこんでいる。カジノや選挙制度の私物化のような自民党に都合の良い改悪を行うための延長には野党揃って反対する」と述べました。