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2018年6月6日

「まったく説明になっていない」公開質問状に加計学園からの回答を受け逢坂議員らが記者会見

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 逢坂誠二、武内則男、村上史好各衆院議員は5日、加計学園の加計孝太郎理事長から公開質問状に対する回答が来たことを受け、国会内で記者団の取材に応じました。質問状は、5月30日に武内、村上両議員と国民民主党の今井雅人議員が岡山市の学校法人「加計学園」本部を訪れ、担当者に手渡したもので、(1)加計学園が各マスコミ宛ファクスで、愛媛県と今治市に対し、2015年2月25日に加計理事長と安倍総理の面談があったと説明していたものを否定するに至った理由と経緯の説明(2)柳瀬元総理秘書官が17年2、3月頃と4月2日、6月4日前後の計3回、加計学園関係者と官邸で面談したと答弁していることに関し、事実関係や面談の経緯、面談の内容についての説明と関連資料の提供(3)国会での証人喚問もしくは参考人招致の要請――の3点です。

 逢坂議員は、(1)については「まったく説明になっていない。これで多くの国民の皆さんが納得するとは思えない」とコメント。「今治市の国家戦略特区申請にかかる手続き及び本学園の獣医学部開設設置認可手続きが適正に行われ」とあることには、「手続きそのものは一見適正に見えるが、その前段階で加計学園の皆さんが官邸で総理秘書官に会っている事実を全く顧みずに手続きが適正だったというのは驚きの回答だ」と指摘、「加計学園の関係者の皆さんには国会に来ていただき、事実関係を説明してもらいたい。加計理事長あるいは渡辺事務局長には、国民に納得する形で説明していただきたい」と求めました。

 嘘をついた理由として、「獣医学部設置の動きが一時停滞していた時期であり、構造改革特区から国家戦略特区を用いた申請に切り替えれば活路が見いだせるとの考えから」と記載されていることに言及、「もしこの考えが正しいとしたら、なぜ嘘をつく意味があったのか、全く整合性が取れない。構造改革特区への申請も、国家戦略特区への申請も自治体の自由で、自治体の判断でどちらにも申請できる。論理性がない」と断じました。また今回、加計学園側は総理と理事長との会食について誤りだとしているものの、それ以外の愛媛県側の復命書については誤りではないとしていることから、「加計学園当事者が愛媛県の復命書の正当性を、1点を除きすべて認めたということであり、この事実は大きい」と述べました。

 武内議員は、回答について「われわれが求めたものとは相当かけ離れた内容になっている」と指摘する一方、(2)については、「5月29日付けで参院予算委員会より同じ内容の資料等の提出について協力を求められたので、政党・会派への個別対応については差し控えたい」との旨あることから、「そこは見守らざるを得ず、国会としてきちんと対応していかなければいけない」と述べました。

 村上議員は、「嘘によって獣医学部が設置され、愛媛県、今治市から補助金を受けている。詐欺的な行為だ」と批判。あらためて関係者の国会での証人喚問のもしくは参考人招致の必要性を強調しました。

加計学園からの回答文書.pdf
国家戦略特区に関する公開質問状.pdf

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