立憲民主党と希望の党、共産党、自由党、社民党と衆院会派「無所属の会」の野党6党・会派の国会対策委員長は14日午後、国会内で会談し、学校法人「加計学園」問題の獣医学部認可に関する衆院文部科学委員会の質問時間をめぐり協議しました。少数会派の議員も含めて一人ひとりがしっかりと質問できる時間を確保した上で、それを積み上げ全体の時間を決めるべきとの考えで一致しました。
これに先立ち開かれた衆院文科委員会の理事懇談会では、与野党の質疑時間をめぐり与党側は質問時間3時間、与野党の時間配分5対5を主張。これでは少数会派の議員は1分や7分といった質問時間しか与えられません。辻元清美国対委員長は、「このような提案をしてくること自体言語道断だ」とコメント。この後も野党側は十分な審議時間を求め断続的に協議を続け、最終的に質問時間4時間、与党80分、野党160分で15日に委員会を開くことで与野党が合意しました。また、今回の時間配分は加計学園問題に関する文科委員会での質疑についてであり、前例にはしないことを与野党で確認しました。