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2020年5月29日

2次補正予算「われわれ野党の提案を第1次補正に組んでおけば、済んだものがほとんど」と枝野代表

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 立憲民主党は29日昼、コロナウィルス対策関係連絡会議の第5回目の会合を開催しました。この会議は、コロナウィルス対策関係のあらゆる問題についての情報共有を目的としています。

 冒頭、枝野幸男代表は、次のようにあいさつしました。

 皆さん、お疲れ様でございます。

 ご承知の通り、第2次補正の政府の方針が明らかになりました。一言で言えば、われわれの提案、野党側の提案を第1次補正に組んでおけば、済んだものがほとんどではないだろうかと。
 それこそ、新たに今回出てきた話はわれわれが先行して申し入れていたものであり、しかもその額、非常に小さいものですから、1次補正の予備費で対応できる世界ではないか。
 明らかに第1次補正が小さすぎたことを取り繕う予算だと言わざるを得ないと思っております。

 また、こういうときに一定の予備費はやむを得ないと思っております。
 私自身も官房長官の時に、1兆円弱の予備費を東日本大震災対応に積みましたが、今回は桁違いになるのか、ならないのかという世界ですが、補正予算の約3分の1、年間の通常の国家予算の10分の1という予備費を積むというのは、いま何をしていいのか知恵がないということを天下にさらしている事態、あるいは見通しをつける能力がないことを天下にさらしている事態だと思っております。
 引き続き政調会長を中心に、政府・与野党連絡協議会を通じて、あるいは国会論戦を通じて、まだまだ足りない部分はしっかりと指摘をして、それを実現していきたいと思っております。
 この予備費の問題は国対とも連携をして、しっかりとした中身のあるものに変えさせていかなければならないと思っています。

 もう一点だけ、専門家会議の議事録がないという話がございました。
 これも9年前の経験でございますが、公文書管理法の施行が2011年、大震災直後の4月1日で、会議の議事録をその段階で十分に作らずに、当時の野党自民党、公明党の皆さんから大変厳しく、ご批判をいただきました。
 今回は、歴史的緊急事態に指定をし、ちゃんと記録を残せとあらかじめこちらから指摘をし、その指定をしたはずであるのに、大事な専門家会議の記録が残ってないというのは、とんでもない話だと、9年前の指摘をそっくりお返ししたいと思っております。
 また、その当時の野党のご指摘をいただいて、ちゃんと議事録を残さなければならないということで、参加をしていた事務方に最大限の協力をいただき、当然のことながらそうした会議では録音も録っておりますし、同席をしている役所の皆さんは、非常に詳細なメモをとっておられます。
 結果的にそれらを全部繋ぎ合わせ、ほぼ正確な議事録を復元し、今も残っていることを指摘しておきたい。
 現時点で議事録をとってないと言っても、議事録は作れる。したがって作る責任があることを強く指摘しておきたいと思いますので、これも国会論戦、そして与党に対して厳しく政調会長から申し入れていただきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

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