立憲民主党は18日、定例の役員会を開催。冒頭、枝野幸男代表が発言しました。
【全文】
お疲れさまでございます。
この後、国対委員長から詳細のご報告をいただこうと思いますけれども、検察庁法の改悪について、なんとか強行を阻止をするという大きな成果をあげることができました。
何といっても、多くの有権者の皆さんが声を上げていただいた。国民の声で、政治を動かすことができることを、あえていえば久しぶりに可視化することができたと思っております。
この間、国対を中心に大変厳しい折衝、そして知恵を絞りながら、戦っていただいたことにも感謝を申し上げたいと思います。
民主主義にとって、そしてこの検察庁法を食い止めるという意味でも、大きな一歩でありますが、同時に決して相手は諦めたわけではありませんので、しっかりと引き続き、多くの国民の皆さんの声、それを力に変えて、しっかりと野党われわれも進めるべきだと思っている公務員の定年年齢の引き上げを、しっかりと進めさせる一方で、この検察官の恣意的な役職延長ができる仕組みは、切り離してやめさせるという最終ゴールに向けて、さらに頑張っていきたいと思っています。
また同時に今回これだけ多くの有権者の皆さんが声をあげたのは、そんなことやってる場合じゃないだろうと。
コロナウイルス感染症に対する対策が残念ながら政府は後手後手に回っていると言わざるを得ません。
この間も、どうも大臣などの発言を聞いていると、「国民の気の緩み」ということをやたら強調されております。
しかし、問われるべきは政府がしっかりとした対応をしているのかどうか、まず一義的な責任、感染拡大を防いでいく責任は政府にあると。
あるいは感染がまた増えるなどという状況になった時に、それが医療崩壊をもたらさないため、現場の医療関係者の皆さんなどしっかりと守っていくために、政府としてやるべきことがまだできていない。そうしたコロナウイルス対策について、全力をあげるべきだというのが多くの有権者は皆さんの声だと思っています。
そこに向けて引き続きしっかりと声を上げていかなければならないと思っていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。