立憲民主党は26日夕、国会内で両院議員懇談会を開催。一般党員及びパートナーズ募集計画案、代表選挙規則骨子案についての意見を集約しました。

 枝野幸男代表は冒頭の挨拶で、「新型コロナウイルス対応に万全を期しながら、一方で国会でそれ以外のさまざまな重要な案件もしっかりやり、そして党としても多くのご支援をいただいている皆さん、われわれ野党に期待をいただいている皆さんの期待に応えられるような体制づくり、同時に進めていかなければならない」と訴えました。

その後、福山哲郎幹事長から党員・パートナーズ募集の内容、時期、目標、今後の段取りについて説明。代表選挙規定の内容、今度の段取りについて代表選挙規則検討委員長の菅直人最高顧問から説明があり、その後自由討議となりました。

参加した議員からは、党員・パートナーズ募集について、

○パートナーズを中心にこれまでやってきたが、党員を含めて募集する場合の党員・パートナーズの位置づけが分かりにくく、これまで支えていただいたパートナーズの皆さんに、役割や考え方を説明できるようにしてほしい
○新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるなか、今年9月が代表任期であり、それまでに党員を集めることになるが、実態として募集できる環境かどうか、弾力的に対応すべき
○募集の目標値を公開することでインセンティブを発生させてほうがよい
○今回党員募集にあたり投票することを党員募集の目的とするような短絡的なメッセージの発信はやめてほしい

代表選挙規則については、

○立候補要件の推薦人について、数ではなく比率にした方が議員数の増減に影響を受けないのでいいのではないか
○地方自治体議員も推薦人に含めたほうがいいのではないか
○総支部長の投票価値(ポイント)のあり方について、地方自治体議員と同じようにして政局に巻き込まないほうがよいのでは
○現在提示している前投票総数のポイントについて、国会議員と総支部長のポイント合計と、地方自治体議員と党員のポイント合計の配分が均等(1:1)であることについては、異論はでなかった
○郵便投票ではなくネット投票を導入できないか
○新型コロナウイルス感染拡大の影響がある中で、党費を集めることは現実的かどうか
○党費の金額設定について

といった意見が出ました。

 今後、今回の意見と、地方組織からの意見をとりまとめ、今月中には結論を出す予定です。

 また議題に入る前に福山哲郎幹事長から、新型コロナウイルスの感染予防と国会内での対応等について次のような説明があり、各議員に対応を求めました。

(1)国会内での党の会議、部会等の開催も、急を要するものを除き、抑制的とする。
(2)会議を開催する場合は、会議時間は極力短くすることとし、可能な限り広い部屋で開催し、出席者間が密着しないよう座席の間を設けるとともに、適時窓を開けて換気を行うこと。
(3)視察などは当面、控えること。
(4)万が一、議員や秘書、党職員が感染を疑われる場合には、すみやかに幹事長に連絡し、指示をうけること。