福山哲郎幹事長は14日、定例記者会見を国会内で開きました。冒頭、「子年は政変が起こるとよく言われおり、実際に総理が交代をしている例が非常に多いと聞いている。昨年の秋以降、安倍政権に陰りが見え、臨時国会では桜を見る会、2人の大臣辞任、年末には十数年ぶりに現職国会議員が逮捕されるという状況になった。こうした状況の中、安倍政権のこの7年間の限界をしっかりと示していく通常国会にしていきたい。われわれとしては国民の信頼を得られるよう、そうした一年にしていきたい」といった旨の発言をしました。

 また、今月17日に阪神淡路大震災から25年になることから「被害者の皆さまに心からご冥福をお祈りしたい」「あの時の状況をしっかりと糧にしながら、東日本大震災もありましたので、われわれは防災についてより一層関心と準備をもって臨みたい」と語りました。

 常任幹事会では国民民主党との合併協議の経過等について報告が行われ、常任幹事会出席者から意見聴取をし、改めて代表・幹事長に交渉の一任がされたと報告しました。

 記者から安倍総理の中東訪問についての評価を聞かれると、「外交努力としては多としたいが、それ以上でもそれ以下でもない。現実の中東情勢の不安定状況の中で自衛隊を送ることの法的な根拠、そのことの有用性、過去に行ってないことをなぜ行うことになったかの経緯、なぜその場所なのかも含め、まず国民に説明することが第一」との旨、語りました。