関東地域のハイヤー・タクシーの労働者が参加する関東旅客自動車交通労働組合連合会(KPU)中央本部と東京地方連合の合同団結旗開きが8日昼に都内で開催され、タクシー・ハイヤー業界関係者や連合東京、関東交運労協をはじめとする友誼組合、野党各党の国会議員・地方議員が参加して懇親を深めました。立憲民主党から、阿久津幸彦、山花郁夫、末松義規、大河原雅子の各衆院議員と森屋隆参院議員、二宮由子東大和市議、星野直美八王子市議、銀川ゆい子足立区議らが参加しました。
主催者あいさつで藤野輝一中央執行委員長は「昨年4月からの働き方改革で歓迎すべき動きがあったが、一番の問題は要員不足。労働条件改善の原資と考えていた10月の運賃改定が、官邸の突然の横やりで見送られた。その後の関係者の努力で今年2月から改定できるようになったが、次の大きな問題はライドシェア。便利で安いと言われる裏に何があるのか。昨年の11月には台湾でウーバー完全撤退の法改正を実現した関係者を招いて院内集会を開催した。デンマークでもウーバー締め出しに国民が賛成した。デジタルプラットフォーマーそのものを否定するものでないが、利用者の安全・安心の担保や公平な競争ができないものはわれわれは絶対阻止していく。今年は東京オリパラが開催される。これをチャンスととらえ、世界で高い評価をえてきた日本のタクシーをしっかりと世界に発信していきたい」と決意を述べました。