「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催の国会議員会館前行動が19日夕方に開催され、野党各党代表者が連帯のあいさつを行いました。立憲民主党からは打越さく良参院議員が代表してあいさつしました。
安保関連法案が参院で強行採決された翌月の2015年10月19日から始まった国会前行動は、毎月19日に開催され、今回で50回目を数えます。この日は「政治の私物化を許さない!改憲発議反対!辺野古新基地建設やめろ!自衛隊の中東派兵反対!東北アジアに平和と友好!」をテーマに開催されました。
主催者代表の高田健さんは「今日で安倍首相は、歴代首相の中で任期が第1位に並んだ。しかし、安倍外交は隣の韓国との関係を悪くし、アベノミクスは企業の内部留保ばかり増やし、労働者の実質賃金は下がっている。今問題になっている改憲手続き法、いわゆる国民投票法の改定案を、21日の衆院憲法審査会で採決しなかったら、この臨時国会では改憲が間に合わなくなる。21日の憲法審査会で改憲手続き法の強行採決を許してはならない」と訴えました。
打越議員は「私は小さいころから日本国憲法が大好きで、中学生の時に、ほとんど暗唱していた。特に前文、11条、12条、97条、9条が好きで、中学生の私は感動に打ち震えて読んでいた。この憲法は、弱い人たちが闘うための武器。それを権力者が変えようとし、国会で改憲の議論を始めようとするのは悪夢。今は改憲しなくても、私たちの民主制が損なわれている。公文書が簡単に廃棄され、自衛隊の中東海域への派兵も調査・研究目的という名目で行われ、国会審議さえできない。一方で、野党が地道に追及し続けていた英語の民間入試問題は、高校生たちがマイクを握ったおかげで議論が盛り上がり、導入延期を実現できた。いくら野党が少なくとも、国会外の皆さんと共に必死で頑張れば、数の力に圧倒されることはないと確信した。一緒に頑張ろう」とあいさつしました。