日本私鉄労働組合連合会(私鉄総連)と連携して政策実現に取り組む超党派の政策推進私鉄国会議員懇談会(会長:鉢呂吉雄参院議員)が19日朝に総会を開催し、参院選で当選した議員の新規加入や新役員体制を確認しました。鉢呂会長は「11月11日に台風15号、19号等で被害をうけた事業者と労働組合の皆さんから被害の実態をヒアリングし、赤羽国土交通大臣に緊急申入れを行った。事業者が復活できるような支援策を作る必要がある。今回は参院選後初めての総会。参院選で当選した森屋さんをはじめ、新たに議員の加入と新役員も確認したい。今日で桂内閣を超えるというが、何もやっていない安倍内閣を一日も早く終わらせることが必要。私どもの責任は大きい。大同団結して候補者をしっかり立てて骨太の方針を出して戦おう」とあいさつしました。

 私鉄総連の田野辺中央執行委員長は「私鉄総連を取り巻く状況として、都市部では大量輸送と安全対策、地方では少子高齢化・人口減少で地域を支える公共交通の厳しい実態がある。また台風15号、19号が首都圏を直撃し甚大な被害を出した。国交省交渉、大臣要請など災害からの復興を目指して活動している。この政策議員懇で実りある議論をいただき政策の実現をはかりたい」と要請しました。

 6名の議員の新規入会と規約改正、新役員を承認し、当面する政策課題について意見交換を行いました。参加議員からは、上田電鉄(長野)、福島交通バス(福島)、阿武隈急行(宮城)、箱根登山鉄道(神奈川)などの被害状況と復旧対策、自動運転への対応策、ウーバーなどの配車アプリ事業、タクシー運賃改定、東京オリパラ対策などについて質問や提案がだされ意見交換が行われました。