立憲民主党青年局は17、18日の両日、都内で第1回全国大会を開催しました。
大会は、中谷一馬青年局長のあいさつに続き、(1)活動報告(2)福山哲郎幹事長あいさつ(3)二階堂忠春さんの講演(4)安宅和人さんの講演(5)枝野幸男代表の講演(6)オイシイ!?おしゃべり会議Vol.3(7)中谷青年局長の講座(8)三川剛さんの講演(9)全国青年局立ち上げ支援について討議&参加者間討議(10)青年局から逢坂誠二政務調査会長へ要請文の手交(11)逢坂政調会長講演――が行われました。
中谷局長は冒頭のあいさつで、今の政権に足りないのは国民生活に対する想像力と社会的弱者に対する共感力だと指摘。将来を見据えた市民一人ひとりの目線に立った政策実践が必要だとして、「各議員が各地域でしっかりと実践し、国民の皆さま一人ひとりから信頼を得られる政党をここから作っていきたい」と語りました。
福山幹事長は、「間違いなく皆さんが地域と将来の政治の担い手です。立憲民主党は皆さんの新しい時代の感性と感覚に委ねて地域をもっと良くする役割をしていただきたい。われわれはボトムアップの政治、草の根からの政治を掲げて立ち上がりました。主役は国会議員ではなく、自治体議員の皆さんの役割です。それぞれの地域では数の少ない自治体議員かもしれません。しかし、全国を見渡せば同じ思いをもった仲間がこれだけいることを心の糧、支えにしていただきたい」と話しました。
枝野代表の講演では、政治とは何かと聞かれたときに「政治とは時間の関数である」と答えていると話し、自身が若手議員時代に台湾の李登輝総統(当時)と面会した時に聞いたこの言葉について、立憲民主党の結党時の状況を例に話をしました。
その上で「政治は時間の関数なので、正しいことでも通用しない時がある。逆に言うとおかしなことでも通用してしまう時と場合がある。したがって正しいこと、良いことを、いいタイミングでやらないといけない。場合によってはいいタイミングを作るために努力するところから始めなければならない」と語りました。
また、現政権については、「隠ぺいし私物化するのが第2次安倍政権の特徴で、安倍総理自身は私物化だと思っていないが、自分に親しかったり、良いことを言ってくれたり、応援してくれる人たちを大事にする」と語り、一生懸命応援してくれる人から、こうしてくださいとか提案をされると、頑張って進められるようにと周辺の人たちが動き出す。モリカケ問題も今回の大学入試も桜を見る会も同じ構造で、すべて一貫しており、安倍政権の本質的な問題であると語りました。
2日目の18日には、ネット選挙対策について中谷一馬青年局委員長、「SNSカウンセリングの必要性」について全国SNSカウンセリング協議会代表理事の三川剛(さんかわ・たけし)さんがそれぞれ講演。北海道、東北、北関東、南関東、東京、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の11ブロックの代表者らからは、各地域での青年局の取り組み状況などについて報告があり、若者を交えた企画の難しさを共有する一方、今回の全国大会を機にブロックで連携して新たな企画に挑戦していきたいといった前向きな話がありました。
青年局から党本部への要望書を逢坂政務調査会長に手渡しました。