共同会派を組む立憲民主党、国民民主党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」、社会民主党と共産党は14日、「独立行政法人大学入試センター法の一部を改正する法律案」(通称:記述式試験中止法案)を衆院に提出しました。
同法案は、2021年度から実施される大学入学共通テストに導入される予定の国語・数学の記述式試験について、(1)採点の標準化が不可能(2)受験生の自己採点が困難となり出願に支障が出る懸念がある――等の問題があるとして、大学入学共通テストはマークシート式試験として実施する旨を法律に定め、記述式試験の導入を中止することを求めています。
法案提出後、記者団に対し提出者の川内博史議員は、「(記述式試験を)中止し、共通テストについてはマークシートのみで、受験生が公正公平な競争条件の下でしっかりと本当の受験ができるようにして差し上げることがわれわれ大人の役目である。桜を見る会だけではなく、本来はこちらの方を中止をすべきであるという思いだ」と提出の意義を語りました。
また、記述式で行われる試験自体は重要な意義を有していることから、2次試験等において確実な採点体制の下で行うことについては、各大学の判断を今後とも尊重すべきであるとの見解を示しています。