日本労働組合連合会(連合)は12日午後、よみうりホールにて連合結成30周年記念シンポジウム「私たちが未来を変える―安心社会に向けて―」を開催し、立憲民主党から青柳陽一郎筆頭副幹事長、松田功衆院議員などが出席しました。

 主催者あいさつに立った神津里季生会長は、アメリカの神学者ラインホールド・ニーバ―さんの以下の言葉を引用。

変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ

 30年前、それまでの労働4団体が結集して連合をつくったこと自体が、勇気をもって労働運動を変えた例だったと振り返り、連合の政策を実現して展望をもてる未来をつくるために、さらに力をつけるよう呼びかけました。

 その後、「これからの日本、これからの労働組合」と題し、東京工業大学の西田亮介准教授が社会学の視点から、立教大学の首藤若菜教授が労使関係論の視点から、それぞれ講演しました。

 つづくパネル・ディスカッションでは、経団連の吉村隆・産業技術本部長が、情報社会の次の段階の社会「Society 5.0」を、(1)効率重視から解放され、価値を生み出す社会(2)個性の抑圧から解放され、誰もが多様な才能を発揮できる社会(3)格差から解放され、いつでもどこでも機会が与えられる社会(4)不安から解放され、安心して暮らし挑戦できる社会(5)資源・環境制約から解放され、人と自然が共生できる社会――と定義し、「社会の変化を恐れてその波にのまれるのではなく、自ら変革を主導することこそが重要」と力をこめました。