日本私鉄労働組合総連合会(私鉄総連)は7月31日から香川県内で第86回定期大会を開催し、立憲民主党を代表して福山哲郎幹事長があいさつしました。国会日程の事情で大会開始前にあいさつにたった福山幹事長は冒頭、「皆さんのおかげで明日、森屋隆さんが参院に初登院いただく。渕上貞雄先生のご勇退から9年、5年間全国を歩き続けた森屋さん、それを支え続けて来られた私鉄の皆さん、本当にありがとうございました」とお礼を述べました。「今回の参院選、自民党は勝ったように見えるが自公で350万票減らしている。アベノミクスの限界、格差の拡大、外交政策の停滞があるなか、野党も期待感を広げられなかった。次の総選挙でどのように期待を広げていけるか、徹底して考えて行きたい。交通政策では人員不足、ライドシェアの問題、地方の格差などあらゆる問題が積もっている。森屋さんを先頭に一緒に解決していきたい。そのために立憲民主党は全力で頑張りたい」と決意を語りました。
田野辺耕一委員長も大会あいさつの冒頭で、森屋当選を勝ち取った全組合員、支援労組、家族の取り組みに感謝を述べ、今後の交通政策の実現にむけ、森屋議員を先頭に私鉄総連の総力をあげた取り組みを強めていくと述べました。参院選については「自民党一強体制を突き崩すことはできなかった。改憲勢力3分の2は回避したが、民進党時代の32議席を下回る27議席、連合組織内候補も10名中8名の当選にとどまった。次期中央委員会でしっかりした総括を提起したい」と述べました。来賓として逢見直人連合会長代行、高松伸幸交運労協事務局長、玉木雄一郎国民民主党代表、吉川一社会民主党幹事長、香川県知事もあいさつしました。私鉄総連議員団を代表して准組織内候補の辻元清美国対委員長と安井勉議員団長(京都市議)があいさつし、辻元議員は「5年間全国の職場を回ったおかげで国交省のどの官僚より森屋やさんは現場のことも知っている。これからも公共交通の現場の様々な課題を、職場から労組・地連・総連を通じて森屋さんに届け、政策として実現していこう」と呼びかけました。午前中の質疑の最後に森屋さんが登壇し謝辞をのべ、田野辺委員長の音頭で大会参加者全員のバンザイで当選を祝いました。