2019年7月20日
【青森】「多くの人の悩み、苦しみ、悲しみを受け入れてきたのが弁護士の原点。忘れずに仕事をしていきたい」小田切さとる候補
枝野幸男代表は19日、参院青森選挙区の立憲民主党公認で野党の統一候補の小田切さとるさんの応援のため青森県入り。八戸市、青森市で街頭演説を行い小田切さんへの支援を呼びかけました。
青森市内での街頭演説では、枝野代表をはじめ連合青森の内村隆志会長、市民連合の代表者、升田世喜男前衆院議員、社民党県連の三上武志代表、共産党の畑中孝之県委員長、国民民主党県連の田名部定男副代表らがマイクを握りました。
小田切さんは、青森県内で28年間にわたり弁護士として活動。社会的に弱い立場、経済的に困難に直面している方たちを中心に一緒に問題を解決してきました。小田切さんは、「多くの人たちの悩み、苦しみ、悲しみ、それを受け入れてきたのが、私の弁護士としての原点だと思っております。この原点を忘れずに国会でも仕事をしていきたい。雲の上から天下国家を論じるのではなく、地べたから一つひとつの政策を見ていく。その政策によって、一番影響を受ける、その人の立場に立って、その政策はマルなのかバツなのかを見ていく」と話し、消費増税であれば納める消費者、年金問題であれば年金受給者、働き方・賃金の問題であれば働いている人たちとその家族、差別の問題では実際に差別を受けて苦しんでいる人の立場で考えていくと訴えました。
また、今回立候補を決意した理由について、「今の日本の社会は間違っている、この社会を正しい形にしたい、変えたい、そのように思ったから」と語り、強いものはより強く、弱いものはより弱く、豊かなものはより豊かに、貧しいものはより貧しい社会、弱い人や貧しい人、弱い人の子どもや貧しい人の子どもは、いくら努力しても報われない社会だと指摘、「この間違った社会を正しい形に変えたい、もっと公平でもっと公正な形に変えたい。是非一緒に戦って下さい」と訴えました。
枝野代表は、「非正規300万人に増えて、年収200万円以下のいわゆるワークプアが1100万人、貯蓄ゼロの世帯は2人以上世帯で3割を占めている。物価が上がるのに対して、それほど上がっていない年金、残念ながら老後の不安はますます大きくなっている」と日本の現状を示しました。
そして「さまざまな暮らしの厳しさを感じながら、その思いが政治に伝わっていない、伝えるチャンスが選挙」だと語り、「本当に今のまま、あなたの声が届いていない政治をこれからも安定させるんですか」と訴えました。
さらに「安倍さんは『政治の安定』とこの選挙でおっしゃっています。でも、あなたの声が届かない政治、『おかしいな株価が上がって、そのうち俺たちのところにもその豊かさがくるはずなのに』と待って待って、もう6年半。むしろ厳しくなっている。そういう状況をこれからも安定させていけば、それは現状維持ですらない。この6年間がそうであったように、皆さん、そして地方の暮らしはますます厳しくなっていく。それを皆さん選ぶんですか、それとも『もう少し俺たちの暮らしの声にしっかりと耳を傾けろ』そういう力を国会に送り出すんですか。小田切さとるさんを通じてあなたの声を国会に届けませんか」と訴えました。