福山哲郎幹事長は30日、参院選挙兵庫県選挙区で党公認候補として出馬を予定している安田真理さんとともに神戸市内で街頭演説を行いました。

 安田さんは、「私たちの声が届く政治を目指す」と表明。年金で暮らすお年寄りから「年金が年々減って苦しい。もう私には死ねと言われているみたいだ」という声を聞いたときには胸が詰まりそうになったと述べ、「もう黙っちゃいられない。日本の政治を何とかしなければいけない。一人ひとりが元気になる政治、ボトムアップの政策に共感した。嘘やごまかし、不正が横行しているが、国民が声を上げ、まっとうな政治を取り戻す」と訴えました。

 福山幹事長は、「国民の半分以上は女性。しかし介護、子育て、非正規の問題など圧倒的に女性に負担がかかっているのが現状だ。国会議員には1割しか女性がいない結果として、現場の課題が伝わってこない」と述べ、女性議員が少ないことが政策のゆがみをもたらしていると指摘。「安田さんは、皆さんの声を聞き、走り回れる人だ」と紹介しました。また、立憲民主党は比例代表でもさまざまな立場での「当事者」を立候補させる予定だと述べ、「国会をバランスの良い景色に変えていきたい」と力を込めました。