立憲民主党は23日、常任幹事会を開催し、奥村まさよしさんを次期参院選挙の比例代表の公認候補者として決定。同日、国会内で福山哲郎幹事長が同席し記者会見を開きました。
奥村さんは、アカペラボーカルグループのメンバーとして活動を行う傍ら、学生時代の保育所でのアルバイト経験をきっかけに、2012年に保育士資格を取得。音楽活動と並行して保育士としても活動を始め、横浜市の保育所で勤務。2014年には主任保育士となり園長を補佐するなど、保育の現場でも活躍しました。
会見で奥村さんは「保育士の目線から、保育の現場を変えたい」という強い志を持ち、(1)保育士不足を解消したい(2)保育士の地位を高め、質と待遇を向上させたい(3)保育現場の声を政治の世界に届けたい――という3点の実現を目指すこと掲げました。
さらに、保育士に想いはあるのに、労働環境のせいで離職してしまう人が多いこと、子供の体調管理や保護者との面談など、業務は多岐にわたることなど、現場での実体験をもとに、保育士と政治を繋げていきたいと話しました。
また、気象予報士や防災士、全国の災害復興現場に立ち会った経験も持つ奥村氏。幅広い経験や専門知識を活かして政治活動に取り組んでいきたいと、熱い思いを明かしました。
福山幹事長は発表に際し、「若い世代で専門的な資格を持っている方が、当事者の声を上げていただくというのは、まさに立憲民主党らしい候補者だ」と、奥村氏の立候補を暖かく歓迎しました。