安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合主催の街頭演説会が10日夕方、JR新宿駅東南口で開催され、野党各党代表と市民代表がスピーチしました。立憲民主党を代表して党高顧問の海江田万里衆院議員があいさつしました。
主催者あいさつで山口二郎法政大教授は「安倍政権のもと、さまざまな問題がなかったことにされようとしている。原発事故、モリカケ問題、統計問題など。日本の民主主義が壊される瀬戸際にきている。官僚までが驕って国会議員に説教する異常事態だ。参院で与野党の逆転を実現して、まともな議会の働きを取り戻すことが必要だ」と訴えました。
海江田衆院議員はあいさつの冒頭、「今日、台東区議選がスタートした。立憲主義を守ろうとする政党の候補を勝利させ、一連の統一選勝利のスタートとしよう」とよびかけ、「参院予算委員会で小西議員が安倍総理に『法治主義』の反対語を問うたが総理は答えなかった。民主主義が何かを総理は分かっていない。法制局長官も国会議員の質疑を否定する発言を行った。統計数字のゴマカシも民主主義の基盤を揺るがす行為。こんな政権をそのままにしておくわけにはいかない。参院選で市民が中心になった野党連携で必ず勝利しよう」と訴えました。