党の沖縄協議会は15日、国会内で会合を開き、昨日告示された辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票について、県知事選のような盛り上がりを作るためオール沖縄はもちろん各政党と競技していくことを確認しました(写真上は、現地の状況を報告する有田参院議員)。
冒頭、福山哲郎幹事長は、「これまで何回も選挙で沖縄の民意は表されてきた。昨年の知事選挙で圧倒的な民意が玉城デニー知事を誕生させた。それにも関わらず安倍政権は非常に乱暴な形で辺野古への土砂投入等を続けている」と説明、「沖縄県民の皆さんには引き続きの反対の意思を強く表明いただきたい。一人でも多くの県民の皆さんに投票に行っていただきたい」とあいさつしました。
また、党の地域組織である沖縄県連合代表の有田芳生参院議員からは「昨日、県民投票が告示され、今日から期日前投票が始まった。法的拘束力はありませんが、『賛成』『反対』『どちらでもない』の中の一番多いものが(投票資格者の)4分の1に達すれば、その結果について、日本政府・アメリカ政府に玉城デニー知事が報告をすることになっている。そのラインは28万9074票。玉城デニー知事が当選したときは約39万票を獲得をしているので、県民投票を成功させるため、皆さんの思いとともに玉城デニー知事の圧倒的な民意に近づけていくのが、これから10日間の課題」と説明しました。
会合後、記者団の取材に応じた有田参院議員は、「約29万票という4分の1の票を超えないと政治的な意味が減じてしまう。できれば玉城デニー知事がとった約39万票に近づけて行かないと、安倍政権の立場からすれば『何だこのくらいの票か』というような評価になってしまう。4分の1の壁をどれだけ大きく超えることができるのか、その取り組みをどう残された時間で組み立てるか」とこれからやらなければならない課題を報告しました。