立憲民主党は20日、常任幹事会を開催し、石川大我(いしかわ たいが)氏を次期参院選挙比例代表の公認候補者とすることを決定。同日、国会内で福山哲郎幹事長が同席し記者会見を開きました。
石川氏は、現在、豊島区議会議員の2期目。日本において初めて公職に選出されたオープン・ゲイとして知られ、これまでも活発に活動をしてきました。
福山幹事長は、以前から面識があり、石川氏が2月に社民党を離党してからも何回か話をする中で、立憲民主党の今の政策・理念に共鳴をしており、国政の場でLGBTをはじめとした共生社会の実現に向け汗をかいていきたいという話があったと経緯を説明しました。
石川氏は、LGBTの政策について大きな関心が高まってきているとして、2015年から渋谷区世田谷をはじめ9つの自治体でパートナーシップ制度が出来たこと、そして自身が議員活動をしている豊島区でも来年4月から実施すると区長が表明したことを挙げました。そうした中、立憲民主党が7月下旬、同性婚を可能にする法整備を検討していると表明したことを受け、「婚姻における平等、同性婚を実現するために国会で1議席を得て、こうした動きを大きく前に進めていきたい。またLGBTの差別解消法についてもしっかりと作っていきたい」と語りました。
さらに、「立憲民主党はLGBTをオープンにした尾辻かな子衆院議員が活躍をしており、彼女の存在は今回の私の決定、決断をするにあたり、大きな大変力強い、心強いものがある。しっかりとご指導いただきたい」と述べ、「国政におけるLGBTについての平等な権利の獲得のため全力を尽くしていく」と抱負を語りました。