枝野幸男代表は22日、視察先の北海道奥尻町で記者団の取材に応じました。質疑応答の要約は以下のとおりです。
Q:衆院参院ともに野党第一会派となったが、その受け止めを
永田町のことについては、あまり直接コメントしない方がいいのかなと思っておりますが、いずれにしても、国民の皆さんから野党第一党としていただいている期待にしっかりと内実ともなうような状況を作っていきたいと持っておりますので、その責任をしっかりと受けとめていきたい。
Q:野党第一会派として次の臨時国会にむけては
いずれにしても、どういう状況であったとしても、(審議入りと)言われている入管法の話であったり、あるいは震災対応、災害対応の補正予算であったり、障害者雇用の水増し問題、そして公文書の改ざん問題など、しっかりと行政監視の役割と、そして我々としての政策の主張をクリアに打ち出していく。これは一貫して変わりません。
Q:今言及された障害者雇用の水増し問題について、今日、調査結果の発表がありました。意図的なケースは認められないとした上で、政府としては来年度末までに4000人超の障害者の雇用をするという方針を打ち出しました。これについての受け止めを
ようやく調査の全体像が出ましたので、これを精査して事実関係や経緯について国会でさらに明確にしていきたいと思っています。また政府が率先して障害者雇用に努めるというのは、従来からやるべき当然のことでありますので、一気にできるのか、どういうプロセスでやっていくのかは、いろいろと議論の余地があると思いますので、その辺のところをしっかりと国会で議論させていただきたい。
Q:(関連して)計3700人の水増しという調査結果が出ましたが、改めて問題の大きさをどのように認識されているでしょうか
一つは民間に要請、事実上の義務化をしながら政府がやっていなかったという、ひとつの背景には官尊民卑的な古い考えが横たわっているのではないか。もう一つは、もし意図的でないとすれば、本当に障害者雇用という問題に対して、政府全体が非常に感度が鈍かったということの表れではないかと思います。
Q:那覇市長選でオール沖縄の候補者が勝ちました。君津市長選も含め野党系候補者が勝っていますが、これについての受け止めを
知事選挙もそうでしたが、与野党の戦いというよりもそれぞれの地域の事情において、特に沖縄においては沖縄アイデンティティがイデオロギーの問題を超えて多くの有権者を動かしたということだと思っています。与野党ということでのコメントは避けた方が沖縄の有権者の民意に沿った考え方だと思っています。
Q:新潟市長選に向けては
我が党で一緒にやってきた市議会議員が市長選挙に出ているので、ぜひ勝ってもらいたい。調査調査をみると、まだ立憲民主党の支持層の中でも投票先を決めていらっしゃらない方が相当な比率でいるので、我々の仲間で同じ思いを持って政治行動できる候補者だということを、我が党の支持者の皆さんにしっかりとお伝えをすることができれば、伸びしろが大きいと思っていますので、十分勝算はあると思っていますので、そこをしっかりやっていきたい。