16日午後、神戸市内で全国自動車交通労働組合連合会(全自交労連)の第74回定期大会が開催され、立憲民主党を代表して枝野幸男代表が出席し来賓あいさつを行いました。

 伊藤実中央執行委員長は「ライドシェアや白タク問題など規制改革会議の審議に一定の歯止めをかけてきたが油断はできない。アメリカやヨーロッパでは規制強化の流れも出始めている。業界団体や市民とも連携して運動を広げていきたい。大きな転換を実現するためには政治を変えなければいけない。統一選、参院選に勝利して安倍政権の終わらせよう」と述べました。

 枝野代表は「安倍政権の暴走が止まらない。それは公文書の改ざんや隠ぺい、責任者が責任を取らないというだけでなく、この30年くらい続いた規制緩和すればなんでも良くなるという風潮のなかで、社会全体に大きな弊害を生じさせている。自分の力だけではどうにもならない時が人生の中でも社会の中でもある。そうした時に必要な規制を整備し、困った時に頼りになる政治が必要なのに全く逆方向に進んでいる。その行き着いた先が今の安倍政権の暴走ではないか。ハイヤータクシー産業はこうした弊害に最もさらされてきた産業ではないか。自由化の中で労働環境や賃金が切り縮められてきた。こうした状況を反転させるためにできたのが立憲民主党だ。規制緩和のあれこれを議論する前に、まずは今あるルールをきちんと守らせることが必要。また過疎化高齢化の中で公共財としての役割は増している。誇りと自信を持って働いていただけるよう頑張っていく」と激励しました。