衆院本会議で19日、立憲民主はじめ5党1会派が提出した古屋圭司議院運営委員長解任決議案が審議され、趣旨弁明を中谷一馬議員、賛成の立場から山本和嘉子議員が討論を行いました。決議案は、賛成少数で否決されました。
中谷議員は、決議案提出の経緯を「国会をクリーンで、オープンで、フェアなものにしていく必要があると考えます。そうした観点から、現在行われている理不尽な国会運営、議事運営の実態を国民の皆様に知っていただくとともに、安倍政権の強引かつ恣意的な国会運営に同調し、国会を首相官邸の下請け機関のように、形骸化させてしまった古屋委員長を、解任せざるを得ないと判断致しました」と説明しました。
さらに解任理由として、(1)議院運営委員長として不公正かつ強権的に委員会運営を行っている(2)国民が疑問に思っている諸問題への説明責任を果たすための措置を行おうとしていない――の2点を挙げました。
【衆院本会議】2018年7月19日 中谷議員 古屋委員長解任決案趣旨弁明原稿.pdf
山本議員は、古屋委員長が強行に本会議を開催したのは7回であると述べ、「職権で強行した本会議は、データねつ造による働き方改悪、森友文書の改ざん隠し、財務官僚のセクハラ、加計追及逃れ、そしてギャンブル法案と安倍政権の醜悪(しゅうあく)な数々の問題を、覆い隠し、さらには強行採決、審議不十分などをくり返した。古屋委員長の安倍政権を守ることに徹した国会運営は、国会の権威と信頼を大きく失墜させた」と厳しく批判しました。