参院本会議で18日、再開後の議事で立憲民主・民友会、国民民主・新緑風会、共産、希望の会(自由・社民)が提出した内閣委員長柘植芳文君解任決議案が審議され、会派を代表し相原久美子議員が賛成討論を行いました。決議案は、賛成少数で否決されました。
討論で相原議員は、賛成理由として(1)内閣委員会で議題となっている「特定複合観光施設区域整備法案」(いわゆるカジノ法案)の審議をめぐり、法案のはらむ疑念や問題点が次々と明らかにした上で採決を行うべきところ、審議継続を求める野党の声を聞くことなく、職権による委員会設定で終局を図ることは、委員長解任決議に値する暴挙である(2)「なぜ、今、カジノなのか」、今回のカジノ法案をめぐっては審議入りから同日の委員会立てまですべて委員長職権で開催し、西日本豪雨災で復旧に当たっている職員の皆さんの陣頭指揮を執るべき大臣をカジノ法案審議のために日中の時間のほとんどを委員会に縛り付けている――の2点を挙げ、「なぜこのような強引な委員会開催となったのか、政府・与党の中において、しっかりと検証を行い、その結果を明らかにしていただきたい」と求めました。