党厚生労働部会と子ども・子育てプロジェクトチーム(PT)は20日、合同で会議を開催し、兵庫県明石市の泉房穂市長と同市関係職員より「児童虐待への対応」に関するヒアリングを行いました。
明石市では、平成31年4月に既に同市内にある兵庫県児童相談所とは別に中核市として、「(仮称)明石市児童相談所」を設置する予定です。
ヒアリングでは、明石市が実施している「子どもスマイル100%プロジェクト」スローガンの下での虐待防止を含む「こどもの総合支援」について、(1)乳幼児健診等で直接確認のできなかった乳幼児に会えるまで通うという姿勢で100%面会が実現していること(2)職員配置では、他の部課より職員の移動を実施し新規採用も行い、地域(自治会等)と要保護児童対策地域協議会との連携、ケースによっては警察官の同行により効果的な訪問・面談の実施がされていること――等の説明がありました。
参加した議員からは、「県の児童相談所に頼らずとも活動できる事に驚いた」「自治体が主体的に関係機関と連携し活動する大切さが理解できた」といった意見がありました。
児童虐待防止のために検討している法律案(「児童相談所強化緊急法案(児童福祉法及び児童虐待の防止等に関する法律の一部を改正する法律案」)に関して法案審査が行われ、了承されました。