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2018年6月20日

「膿(うみ)を出し切る国会に」通常国会延長の議決受け野党国対委員長会談を開催

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 立憲民主、国民民主、無所属の会、共産、自由、社民の野党5党1会派の国会対策委員長は20日午後、国会内で会談。衆院本会議で今国会の会期を7月22日まで、32日間延長することが議決されたことを受け、今後の対応について協議しました。

 会談後に記者団の取材に応じた辻元清美国対委員長は、会談では、残りの会期は「膿(うみ)出し国会」として安倍政権をめぐるさまざまな問題の膿を出し切ってもらおうとの意思を確認。(1)学校法人「加計学園」理事長の加計孝太郎氏の証人喚問(2)安倍総理出席のもとでの外交問題や森友・加計学園問題などに関する衆参両院予算委員会の集中審議の開催――をあらためて与党に求めていくことで一致したと報告しました。

 19日に開かれた加計氏の記者会見については、「ほとんどの国民が納得していないと思う」と指摘。事実関係をめぐり柳瀬元総理秘書官の国会での発言と大きな矛盾があるとして、偽証罪が適用される証人喚問での国会招致を行う必要があると強調しました。同学園には、地方自治体からの補助金に加え今後私学助成金等が国からも支給されることから、「あの会見で終わらせるわけにはいかない。(渡辺)事務局長が嘘をつき、補助金を受け取り学校を設置したことになり、税金の使い道にも関する重要な問題だ。国会でも納得がいくまで説明していただかないといけない」と述べました。

 同日予定していた、自民党の森山国対委員長への申し入れが中止になった理由については、主な法案が残っているのは参院であり、参院を尊重し同日の会談は見送ることになったと説明。予算委員会集中審議などを開いたうえでの会期延長であり、これらの見通しが立つまでは少なくとも衆院では日程協議には応じられないと述べました。