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2018年5月31日

働き方関連法案衆院通過に「日本政府は先進国であることを放棄をした」枝野代表

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 枝野幸男代表は31日、定例の記者会見を開き、(1)サッカーワールドカップ日本代表メンバー(2)加計学園事務局長の愛媛県訪問(3)働き方関連法案の衆院通過――などについて発言しました。

 サッカーW杯日本代表メンバーについて、武藤嘉紀選手が渡辺周衆院議員の義息子ということで、「渡辺周さんとは党は違いますが、一貫して同じような目標に向かって歩んできた友人。心からお祝いを申し上げたいと思いますし、武藤選手をはじめとしてワールドカップ日本代表チームの活躍を願いたい」と語りました。

 加計学園事務局長の愛媛県訪問について、「いよいよ辻褄が合わなくなっている」と述べ、勝手に総理大臣の名前を出し、加計学園にとって都合のいい流れを作ろうとしたという学園側の主張が正しければ、「総理として許してはならない」「政府の中立性公平性を担保するためにも、あれが嘘であるならば、安倍総理は加計学園に対して厳重に抗議をしなければならない」と語りました。

 働き方関連法案の衆院通過については、「昨日の補充的な厚生労働委員会での質疑においても新たなデータの誤りというのが報告をされるという状況。まっとうな政治、まっとうな民主主義は事実に基づいて行われなければならない。前提となっている事実に、強行採決をした後、さらに誤りが発見された。それでも強引に数を持っているから押し切る。ファクトに基づかない政治というのは近代国会ではありません。日本の政府はもはや近代国会、ましてや先進国であることを放棄をしたと言わざるを得ません。激しく糾弾して参りたい。参院においても徹底してこの問題については戦って参りたい」と強い口調で訴えました。

 記者から、大阪地検が佐川元理財局長の不起訴処分を決定について聞かれると、「むしろここからが本番だと。検察審査会でのプロセスを見守りたいと。検察審査会に至る階段を一段登ったということ」と述べ、ロッキード事件やリクルート事件、ウォーターゲート事件などを挙げ、「根深い疑惑ほど時間が掛かる。まだ発覚から1年しか経っていない。粘り強く追求をしていく」と決意を語りました。

 海外でポピュリズム政党がインターネットを活用するなど、インターネットを使った活動には一部批判もあるとの質問には、「紙でもデマ・誹謗中傷を書いた怪文書を違法に撒いたりするようなこともある」と例を挙げ、「何のツールかという問題ではなく、そこでどういう発信をするのかというのが問われている。デマや誹謗中傷に当たらず、なおかつそれぞれのツールの特性に応じて分かりやすくどう伝えるのかということ(が重要)」と語りました。

 また、第10回AKB48選抜総選挙の速報発表を受け、今後の展開の所見と推しメンと公言している竹内美宥さん(AKB・B)に支持が集まっていない状況についての受け止めを聞かれ、今後の展開については「予測は難しい。予想を申し上げられるほど知見は多くありません」と語りました。

 竹内さんについては、総選挙でたくさんの票を得るタイプのタレント性を持っている方と、そういところでは票をたくさん集めるわけではないが非常に個性的な魅力を持っている方がいるとして、「私は竹内さんの歌唱力を高く支持しています。なかなかそういう側面でアイドルグループを見る人は多くないということで、支持が集まっていないのは残念なこと」と語り、エールを送りました。