31日午前、日本肝臓病患者団体協議会が肝がん対策などを求める院内集会を開催し、与野党の国会議員が参加しました。立憲民主党からは菅直人最高顧問と厚生労働部会の西村智奈美部会長、尾辻かな子事務局長、川田龍平参院議員が出席しあいさつしました。
菅最高顧問は、「国会議員になって最初に取り組んだのが、がん治療の丸山ワクチン問題。厚生労働大臣の時に川田龍平さんたちと出会い、一緒に薬害エイズ問題に取り組んだ。いま立憲民主党では西村さんや尾辻さんが先頭にたって肝炎や難病対策に取り組んでいる。党をあげてこれからも全力でやっていく」とあいさつしました。
協議会からは、ウイルス性の肝がん・重度肝硬変患者の支援と肝炎ウイルス検診等の推進を求める請願書を受け取りました。
請願内容は、(1)ウイルス性の肝がん・重度肝硬変患者に対する医療費助成の確実な実施(2)肝がん・重度肝硬変の治療薬・治療法の研究開発の一層の促進(3)B型肝炎ウィルスを排除する治療薬の研究開発の一層の促進(4)潜在する肝炎患者・感染者の早期発見と早期治療のため、肝炎ウイルス検診と陽性者を受診・受療に結びつける施策の一層の促進――の4項目です。