辻元清美国対委員長は27日、新潟県を訪れ知事選挙(6月10日投開票)で推薦している池田ちかこ候補の応援を行いました。この日は立憲民主の他、国民民主・無所属の会・共産・自由・社民の野党5党1会派の国対委員長が揃っての応援で、新潟駅万代口と長岡駅前で行われました。

 新潟駅での街頭演説で池田候補は、市議会議員、県議会議員の経験をもとに介護や原子力発電所稼働に係る課題について訴えました。

 辻元国対委員長は、演説の冒頭「皆さんと同じような暮らしをして新潟のみんなと一緒に生きてきた人を選ぶのか、官僚の代表を選ぶのか、どちらかの選挙です」と話し、頑張っている官僚もいるとした上で、「(官僚は)嘘はつく、文書は改ざんする、すぐものを忘れる」と批判、「選挙の時に『原発の無い社会を目指す、原発の無い新潟を目指す』と言っても、選挙が終わったらコロッと忘れて『記憶にございませんと』官僚は言いかねない」と指摘。また自民党が2012年の総選挙でTPP反対と言っていたにも関わらず、選挙が終わるとTPP賛成となりTPPを強行採決したとも指摘。原発についても「安倍総理も含めて、安全だ、事故は無いと言ってきたのは自民党。これも嘘だった」と厳しい口調で訴えました。

 また、小泉純一郎元首相が23日、池田候補と面談・激励したことについて、01年に集団的自衛権の認識をただすため辻元国対委員長が小泉総理(当時)を「総理、総理」と連呼したことに触れ、「私の天敵だった小泉元総理まで池田さんの応援に来た。もうこうなったら敵の敵は味方ですよ」と話し、聴衆を沸かせました。

 街頭演説の後、記者団の取材に応じた辻元国対委員長は、池田候補について「子育てとか介護、実態を知っている。そして実際に自分で田植えもしている。こんな良い知事いないと思います。ですから自民党隠し、官僚隠しの人には負けたくありません」と語りました。

 また、どういう戦いになるかと問われると、「県民」対「官僚」、「市民」対「権力」、「草の根」対「上からの押しつけ」、「正直者」対「嘘つき」の戦いになると語りました。

 さらに、対立候補が国政の対立を県の選挙に持ち込むのはナンセンスと主張していることについて聞かれると、「それがナンセンス。自民党隠し、官僚隠しを何故しなきゃいけないのか、それは恥ずかしいから。出したら負けるからでしょ、正々堂々とやれば良いんですよ、実際応援しているんですから」「私たちは、正々堂々と応援をします」と語りました。

新潟駅前での街頭演説の様子