2018年2月4日

名護市長選挙の結果を受けて

立憲民主党幹事長 福山哲郎

 

 本日投開票の行われた沖縄県名護市長選挙において、残念ながら我が党が支持した稲嶺進氏が勝利をつかむには至らなかった。党所属国会議員が現地の選挙応援に駆け付け、多くの市民の皆さんとともに、稲嶺候補当選にむけた取り組みを進めてきたが、結果に結び付けられなかったことはきわめて残念である。

 しかし、今回の選挙結果を踏まえれば、政府・与党の辺野古新基地移設方針に対して、名護市民ならびに沖縄県民の多くが反対の意思を表明し、その方針が決して理解が得られていないことも明白である。政府・与党は、この沖縄の現実をしっかりと直視するべきである。

 立憲民主党は、辺野古新基地移設について、前回の総選挙で公約した「沖縄県民の理解を得られる道をゼロベースで見直す」との方針にもとづいて、いったん立ち止まって県民の声に真摯に耳を傾けることこそが事態改善の第一歩であるとの方針を表明し、移設方針を再検証してゼロベースで見直すための「再検証委員会」を設置してすでに活動を始めている。これからも広く県内外の意見や提言を踏まえて県民の理解が得られる方向性について検討を重ねていく。

 また、立憲民主党は、政府・与党が引き続き沖縄県民の意思に寄り添うことなく強硬に事態を推し進めていくことに対しては厳しく対峙していくとともに、党沖縄県連の設立準備を早急に進め、今後とも「ボトムアップの政治」を実現していく取り組みを強化していく。

 

以上